2021年6月22日

肺がんに対する当院第1例目のロボット支援下手術(ダビンチ手術)

肺がんに対する当院第1例目のロボット支援下手術(ダビンチ手術)が予定通りに、安全に行われました。

ロボット支援下手術の利点は手術操作が精緻で、開胸手術に比べ侵襲が小さいことです。呼吸器外科領域では胸腔鏡手術と比べると患者さんの利益は変わりないとされていますが、術者は見たいところを3Dで、大きく見ることができ、鉗子の動きが精緻で術者の意図する動きを精確に行えるため、疲れにくく、集中力を持続させることができます。特に縫合にはその威力を発揮し、気管支を切って繋げる気管支形成術などには大変有用ですので、今後ロボットの活躍が期待されます。