診療科紹介

泌尿器科では常勤医5名(立和田、水間、楢木、竹山、喜入)及び非常勤医(西山)にて診療を行っています。

副腎、尿路(腎、腎盂、尿管、膀胱、尿道)及び男性生殖器(前立腺、陰茎、精巣)の悪性腫瘍を中心に、良性疾患である前立腺肥大症や女性の骨盤内臓器脱(膀胱脱、子宮脱、直腸脱)、尿路結石、尿路感染症まで、泌尿器科疾患全般に対応しています。

当科では特に悪性疾患に対する鏡視下手術に力をいれており、傷が小さく、体への負担が少ない手術を行っています。それにより、早期社会復帰ができ、高齢な患者さんでも安全な手術が可能になっています。

前立腺がん、腎がん、膀胱がんに対するロボット支援下手術(ダビンチ手術)

ダビンチは手術を「支援」するために開発されたロボットです。 ロボットというと「医師の代わりに手術を行ってくれる」というイメージがありますが、実際は、医師が操作して動かします。医師の意図通りに正確に手術を行う。それがダビンチの役割です。

ダビンチを使用すると3Dの拡大した視野の下で操作を行える上、手ぶれも補正されるため、人の手よりも正確で細かい動きが可能です。そのため従来の手術よりも出血量を減らせたり、手術後に必要な機能の温存、早期回復が期待できるというメリットもあります。手術に伴う傷も小さいため術後の痛みも軽度で、早期社会復帰が可能です。

2023年度診療実績

ロボット支援手術

ロボット支援前立腺全摘術 70件
ロボット支援腎部分切除術 19件
ロボット支援膀胱全摘+回腸導管造設術 5件
ロボット支援膀胱全摘+尿管皮膚瘻造設術 3件
ロボット支援腎盂形成術 1件
ロボット支援副腎摘出術 1件

腹腔鏡下手術

腹腔鏡下膀胱全摘+回腸導管造設術 3件
腹腔鏡下膀胱全摘+尿管皮膚瘻造設術 2件
腹腔鏡下腎摘除術 16件
腹腔鏡下腎尿管全摘術 21件
腹腔鏡下副腎摘出術 5件
腹腔鏡下仙骨膣固定術 6件

経尿道的手術

経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 116件
経尿道的前立腺核出術’(TUEB)  37件
経尿道的尿管結石除去術(TUL)  21件
経尿道的膀胱結石砕石術(TUVL)  4件

化学療法

外来 253件
入院 172件
合計 519件

所属医師

部長
立和田 得志
泌尿器科一般
泌尿器悪性腫瘍、腹腔鏡手術
膀胱全摘時の自然排尿型代用膀胱
[資格・所属学会等]
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医、指導医
泌尿器ロボット支援手術プロクター
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会認定 泌尿器腹腔鏡技術認定医
緩和ケア研修修了医
医学博士(鹿児島大学)
立和田 得志
科長
水間 浩平
[資格・所属学会等]
日本泌尿器科学会認定 専門医・指導医
日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会認定 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会認定 泌尿器腹腔鏡技術認定医
楢木 伴直
[資格・所属学会等]
竹山 向日葵
[資格・所属学会等]
緩和ケア研修修了医
喜入 亨
[資格・所属学会等]
緩和ケア研修修了医
非常勤医師
西山 賢龍
[資格・所属学会等]
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医、指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
前鹿児島大学医学部泌尿器科准教授
医学博士(鹿児島大学)

診療実績(2022年度)

ロボット支援手術:
 ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術  70例
 ロボット支援腎部分切除術      29例
 ロボット支援膀胱全摘術        3例
 ロボット支援腎摘除術         2例

腹腔鏡下手術:
 腹腔鏡下膀胱全摘術+代用膀胱造設術 1例
 腹腔鏡下膀胱全摘術+回腸導管造設術 5例
 腹腔鏡下全尿路全摘術        2例
 腹腔鏡下腎摘除術          13例
 腹腔鏡下腎尿管全摘術        21例
 腹腔鏡下副腎摘出術         2例
 腹腔鏡下仙骨膣固定術        12例

経尿道的手術:
 経尿道的膀胱腫瘍切除術      114例
 経尿道的前立腺核出術        31例
 経尿道的尿路結石除去術       18例

外来担当医表

認定施設

日本泌尿器科学会専門医教育施設