中央臨床検査課では、血液や尿の検査から、超音波検査や心電図、さらには聴覚・神経機能を調べる高度な生理機能検査まで、幅広い検査を迅速かつ丁寧に行っています。専任スタッフが、病気の診断や治療に必要な情報を正確にお届けすることで、患者さんが安心して受診できるようサポートいたします。
生化学・免疫学的検査
生化学検査(Bio Majesty JCA-BM6050)
肝機能、腎機能、糖代謝、脂質代謝などの測定を行います。
免疫学的検査(AIA-CL2400、ルミパルスG1200)
肝炎ウイルスや梅毒、腫瘍マーカー、薬物濃度、ホルモンなどを検査します。
血液・凝固・一般検査
血液検査(SIEMENS:ADVIA2120i)
血液中の血球成分を調べる検査です。血球成分を調べることにより、炎症や貧血の有無、免疫機能など体内の状態を調べることができます。
凝固・線溶系検査(SEKISUI:CP3000)
出血や血栓症の原因を調べたり、薬剤の治療判定効果を判断するために行なう検査です。
血小板凝集能検査(LMS:HEMA TRACER 912)
止血に重要である血小板の機能をみる検査です。
一般検査
尿検査(arkray:AX-4061,AI-4510)
尿定性検査は、尿成分(pH、比重、蛋白、糖、赤血球、白血球など)を定性的に調べる検査です。
尿沈渣検査は、尿中有形成分(赤血球、白血球、細菌、結晶など)の有無や形態を機械および顕微鏡にて検査します。
便潜血検査
便中のヘモグロビン量を簡易キットを用いて測定し、消化管からの出血病変の診断に役立てます。
穿刺液検査(脳脊髄液、胸水、腹水、心嚢液、関節液)
外観や成分(細胞数、細胞分類、pH、比重、糖、蛋白、電解質など)を観察・測定します。各種疾患の診断をするうえでとても重要な検査です。
輸血検査
血液型検査や不規則抗体検査等の輸血に関連する業務や、輸血用血液製剤の保管・管理および自己の血液の保管・管理等の業務を行っています。
細菌検査
塗抹・培養検査
採取した検体を直接スライドガラスに塗抹して染色し標本を作製し、顕微鏡で観察します。また種類や目的とする微生物に応じた寒天培地に塗り、適切な条件で培養を行い菌の数を増殖させます。
同定・薬剤感受性検査
培養が完了した菌の菌名同定とその微生物に対して有効な抗菌薬を判定する薬剤感受性検査を検査します。
迅速検査
ノロウイルス抗原、アデノウイルス抗原、クラミジア抗原、CDトキシン抗原などの感染症の病原微生物を専用の試薬を用いて速やかに検査しています。
遺伝子検査
コロナ抗原や結核菌などの病原微生物の遺伝子を増幅させ、検査を行っています。
生理機能検査
心電図
心臓の電気的な興奮の変化を記録する検査です。不整脈や心筋梗塞などの評価に用いられます。
ホルター心電図
携帯型の小さな機械を装着し、日常生活における心電図を24時間にわたり記録する検査です。
呼吸機能検査
息を吸う力や吐く力などを確認します。呼吸器疾患による呼吸機能の評価だけでなく、神経筋疾患による呼吸筋力の評価、全身麻酔を行う方の術前評価としても用いられます。
呼気NO検査
呼気中に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定することで、好酸球性の気道炎症を評価する検査です。主に喘息の診断、治療効果の判定に用いられます。
呼気CO濃度測定
呼気中に含まれる一酸化窒素(CO)の濃度を測定することで、喫煙によってCOがどのくらいとりこまれたかを確認する検査です。禁煙維持の動機づけに有用です。
CAVI/ABI
上腕と足首にカフを巻いて、血圧の比や脈波の伝わり方を測定します。CAVIは動脈の硬さ、ABIは下肢動脈の狭窄や閉塞を調べます。
SPP(皮膚灌流圧)
皮膚表面近くの毛細血管の血流の程度を調べる検査です。末梢動脈疾患における下肢虚血の重症度評価や、難治性潰瘍の治癒予測に用いられます。
脳波
脳が活動するときに発生する微弱な電気信号を、頭皮に電極を装着することで波形として記録する検査です。てんかんの診断や治療、脳の機能が保たれているかを確認するために用いられます。
筋電図検査
末梢神経や筋肉の状態を評価し、障害の部位や程度を調べます。
神経伝導検査:皮膚に電極を貼り、末梢神経に電気刺激を加えて検査を行います。
針筋電図検査:筋肉に細い針電極を刺入して検査を行います。
ABR (聴性脳幹反応)
難聴の診断や脳幹の病気の診断に用いられます。
AABR (自動聴性脳幹反応検査)
新生児の聴覚スクリーニングに用いられます。
VEP (視覚誘発電位)
視覚刺激を与えることで網膜から大脳皮質に至るまでの視覚伝導路に異常がないかを調べる検査です。
SEP (体性感覚誘発電位)
手や足の神経を刺激することにより、末梢神経から大脳皮質に伝わる経路に異常がないかを調べる検査です。
腹部超音波検査
肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓、腎臓、大動脈、膀胱、前立腺、子宮、卵巣、消化管などを観察し、腫瘍の有無や性状、結石、炎症などを評価します。
甲状腺、頸部超音波検査
甲状腺の大きさや実質、血流などの評価や、腫瘍の有無や性状を観察します。
甲状腺以外にも、副甲状腺や唾液腺、リンパ節の評価、頸部腫瘍の精査を行います。
心臓超音波検査
心臓に超音波を当てて、心臓の大きさ、形、厚さ、ポンプ機能を検査します。
頸動脈超音波検査
頸動脈に超音波を当てて、頸動脈の状態を調べる検査です。動脈硬化の程度を評価します。
下肢静脈超音波検査
足の静脈内に血栓ができていないか、または静脈瘤の状態の評価するための検査です。足のむくみや痛み、血管が太く浮き出ている等の症状がある場合に行います。
下肢動脈超音波検査
動脈硬化によって足の動脈が狭くなったり、詰まったりしているかどうか確認する検査です。足の痛み、冷感、ABI検査が低い場合等に検査を行ないます。
腎動脈超音波検査
腎動脈狭窄、瘤、解離などを評価する検査です。