院内がん登録集計
■ 期間:2017年1月1日~2021年12月31日
※がん登録の対象となる症例:期間中に診断および治療の対象となった症例
★1腫瘍1登録 重複がんの場合は原発の数をそれぞれ登録
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1、年齢別登録数推移・割合(2017-2021年症例 4,820件)
年齢階級別に登録数、割合を表わしたものです。
70歳代が最も多く、どの年齢階級でも当院は増加傾向にあります。
20-29歳 | 30-39歳 | 40-49歳 | 50-59歳 | 60-69歳 | 70-79歳 | 80-89歳 | 90歳以上 | 総計 | |
2017年 | 3 | 16 | 30 | 49 | 178 | 230 | 198 | 26 | 730 |
2018年 | 5 | 17 | 20 | 42 | 176 | 261 | 189 | 33 | 734 |
2019年 | 4 | 9 | 22 | 52 | 208 | 307 | 217 | 48 | 867 |
2020年 | 2 | 9 | 37 | 60 | 189 | 265 | 208 | 32 | 802 |
2021年 | 2 | 12 | 38 | 75 | 192 | 333 | 231 | 49 | 932 |
総計 | 18 | 75 | 172 | 347 | 1,157 | 1,631 | 1,211 | 209 | 4,820 |

2、医療圏別患者割合
患者がどの地域から来院したかを示したグラフです。
約6割が鹿児島市内からの受診で、離島からの患者も受け入れています。

3、来院経路割合
患者がどのように当院を受診したかを表わしたグラフです。6割が他の医療機関からの紹介で当院を受診しています。

4、年別がん登録数
がん登録の件数を年別で表わしたグラフです。登録件数は増加傾向にあります。
※初回治療症例・・・当該腫瘍に対して当院で初回治療を開始(継続を含む)した症例 ※再発・転移は除く

5、部位別登録数(2017-2021年) ※初回治療症例のみ集計
登録部位を診断年ごとに表わしたグラフです。
当院では、肺癌が登録数が最も多くなっています。その他、総合病院として幅広くがん治療を行っています。


※その他:原発不明、脳、甲状腺、小腸、虫垂、骨軟部 等、登録件数の少ない部位含む。
6、年齢別ステージ別割合(2021年症例) ※初回治療症例のみ集計:725件
年齢別のステージ割合を表わしたグラフです。
0-2期の初期のがんはもちろんですが、3-4期などの進行がんに対する治療も行っています。
AYA世代・・・思春期、若年成人世代の略称で、15歳~39歳までの世代を指します。

7、ステージ別治療内容割合(2021年症例) ※初回治療症例のみ集計:725件
ステージ別で実施した治療内容を表わしたグラフです。比較的早期のがんは手術・内視鏡のみでの治療が多くを占めますが、進行がんになると、手術の割合は少なく、薬物療法や放射線療法、治療無しの症例も増えていることがわかります。

【がんの進行度】
0期 | がん細胞が粘膜内(上皮細胞内)にとどまっており、リンパ節に転移していない |
Ⅰ期 | がんの腫瘍が少し広がっているが筋肉の層までとどまっており、リンパ節に転移していない |
Ⅱ期 | リンパ節には転移していないが、筋肉の層を超えて少し浸潤(広がること)している または、がんの腫瘍は広がっていないが、リンパ節に少し転移している |
Ⅲ期 | がんの腫瘍が浸潤しておりリンパ節転移もみられる |
Ⅳ期 | がんが始めにできた原発部位を超えて、離れた他の臓器へ転移している |
8、領域別治療内容割合(2021年症例) ※初回治療症例のみ集計:725件
領域別の治療内容を表わしたグラフです。
がん治療は、大きく分けると手術、化学療法、放射線療法となりますが、それぞれの治療を組み合わせた治療も行われます。
がんの進行度、患者さんの状態に合わせて、最も良い治療法を選択します。
