2022年2月22日
中学生にがん教育
緩和医療科医師が、がんについてオンライン授業を行いました
生涯のうち2人に1人はなる可能性があると言われているがん。国としても取り組むべき重要な健康課題のひとつとなっています。子供のころから、健康と命の大切さを学び、自分の健康を管理するとともに、がんの正しい知識を持つことはとても大切なことです。
がん対策基本法では、学校教育等におけるがん教育の推進が盛り込まれており、2017年に改訂された学習指導要綱にはがん教育が明記されました。それに伴い、小学校では20年度、中学校では21年度から授業の全面実施が行われ、この4月から高等学校でも年次進行で実施されることが決まっています。
当院はがん診療連携拠点病院です。拠点病院の要件には「緩和ケアやがん教育をはじめとするがんに関する普及啓発に努めること」と示されており、地域への貢献も大きな役割であると捉え、この1月に緩和医療科の大瀬医師と小玉医師が吹上中学校と頴娃中学校の生徒さんへ授業を行いました。
コロナ対策のためオンラインでの授業となりましたが、皆さん熱心に聴いてくださいました。
(緩和ケア認定看護師 早崎)