当院における新型コロナウィルス感染症の発生について-第11報-
2021年9月18日
9月21日(火)からの段階的かつ条件付きの診療再開について
この度は、当院で発生しました新型コロナウィルスのクラスターにつきまして、患者様やご家族の皆様をはじめ地域の皆様ならびに各医療機関の皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。
9月15日の鹿児島市保健所のクラスター報告に応じて9月15日から16日にかけて報道各社により、『いまきいれ総合病院において、クラスター患者数が8名から急に38名に増えた』と誤解されるような内容の報道がなされ、当院に抗議や問い合わせの電話が殺到しました。そこで9月16日の当院ホームページ第10報において正しい情報を発信し、『急に30名の新たな陽性者が当院で発生したわけではありません。どうぞ誤解のないようにお願いいたします。』と釈明させていただきました。
昨日9月17日に鹿児島市保健所ならびに感染症専門家チームの皆様に当院のラウンドを行っていただき現状の問題点の洗い出しや感染防止策についてのご助言をいただきました。さらに当院の診療再開についての当院のプランについても検討していただきました。
また、9月17日と18日にも全職員と全入院患者様の抗原定量検査ないしPCR検査を再び行い、今回も全員の陰性を確認しています。その結果、鹿児島市保健所ならびに感染症専門家チームのご指導のもとで、今後はさらなる感染対策の強化を図りつつ、条件付きかつ段階的に診療を再開することとなりました。
具体的には9月21日(火)より外来業務を条件付きで再開いたします。外来待合が密にならないよう再来患者様には当面の間、可能な限り電話再診をお願いし、予約時間に余裕をもたせられるよう調整を行います。
入院に関しては、21日(火)より癌患者様や急ぐ必要のある患者様から優先的に入院加療を進めていきたいと思います。
また救急患者様については、母体搬送など紹介先から救急搬送される患者様を優先的に21日(火)から開始し、しばらくの間様子をみて感染管理上問題がないことを確認した上で、28日(火)より通常の救急患者様の受け入れに移行したいと思います。感染対策をさらに強化した上で診療の再開は行いますが、「診療再開計画」と「感染対策強化事項」を作成しました。詳細はリンク先を参照していただけましたら幸いです。
職員一丸となって院内感染防止に努めています。各医療機関や鹿児島市保健所ならびに感染症専門家チームの皆様からの多大なるお力添えに対して心より感謝申し上げます。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
●9月21日からの診療再開計画(PDF) 2021.9.21更新
●診療再開における感染対策強化事項(PDF) 2021.9.21更新
いまきいれ総合病院
院長 濱崎秀一