医療安全管理課や感染管理課と共に、医療安全管理部門に位置付けられています。
褥瘡発生は、病院の質評価のひとつにもなっており、院内の褥瘡発生予防や褥瘡の早期治癒のため、褥瘡対策チームと連携し活動しています。
特に褥瘡発生リスクの高い対象者に対しては、各病棟訪問し褥瘡予防ケアの確認やスタッフや患者さんに対し説明や指導、外来においても施設職員、ご家族に対し説明・指導を行っています。
褥瘡回診は毎週行い、創部を評価し薬剤・被覆材の検討や除圧ケア指導、栄養評価など確認し早期治癒するよう努めています。
褥瘡以外にも形成外科医や皮膚科医と共に創傷管理にも携わっており、看護師特定行為にてデブリードメントや局所陰圧閉鎖療法も行っています。

目的

褥瘡発生予防や褥瘡早期治癒を図るため、専門的知識・技術を用いてケア提供できるよう実践・指導する。

業務内容

  1. 褥瘡リスクアセスメント及び褥瘡予防・治療計画作成・確認・指導。
  2. 褥瘡予防・治療計画に基づいた褥瘡ケア及び評価方法の実践・指導。
    ●体圧分散寝具整備と体圧分散寝具の適切な選択・使用方法
    ●除圧ケア方法
    ●スキンケアについて
    ●局所治療方法について
  3. 褥瘡回診、褥瘡に係るカンファレンスや院内研修の実施
    褥瘡回診チーム(形成外科医、皮膚・排泄ケア特定認定看護師、日本褥瘡学会認定師(看護師・管理栄養士・作業療法士)、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、薬剤師)
  4. 主治医や褥瘡対策チーム、院内における関係職種との連携・調整
    ●栄養改善の提案、NST介入の推進
    ●外来受診患者や家族、他施設スタッフへの情報提供や指導
    ●転院・転施設時の褥瘡ケアサマリー作成
  5. 褥瘡ケア・創傷ケア・スキンケアなどに係るコンサルテーション
  6. 褥瘡対策委員会開催(偶数月、第1水曜日17時~)
  7. 褥瘡推定発生率・有病率、褥瘡対策に関するデータ集計・報告

その他に、ストーマ造設された方や造設される方に対し、担当医師や病棟スタッフと連携し入院時よりケア介入しており、退院後もストーマ外来にて定期的なフォローを行っております。
ストーマケアを希望される方は、事前にご連絡をお願い致します。