病理診断科

日本病理学会 認定病理制度登録施設
日本臨床細胞学会 認定施設

年次報告はこちら
所属医師
名前 写真 資格・所属学会等 専門分野

部長

白濱 浩 

日本病理学会病理 専門医 研修指導医
日本臨床細胞学会 細胞診専門医 指導医

日本臨床検査医学会 臨床検査管理医

死体解剖資格 認定医

医学博士(鹿児島大学)

鹿児島大学医学部臨床教授

日本臨床検査医学会臨床検査管理医セミナー受講終了

 

[技師]

徳永 敬之(臨床病理技術士)

肥後 真 (臨床検査技師、国際細胞検査士)

新村 泰子(臨床検査技師)

田辺 尚子(臨床検査技師、国際細胞検査士)

有村 郷司 (臨床検査技師)

診療科紹介

病理診断科では、現在病理組織診断・術中迅速診断・細胞診・病理解剖を主たる業務として行っています。

当院病理の歴史など
歴史

当院病理診断科は開設より約30年がたちました。

これまで鹿児島大学医学部人体がん病理(旧第二病理)の御指導のもと非常勤病理医と2名(細胞検査士及び臨床病理技術士)の技師で運営されてきましたが、現在2名の認定病理医および5名の技師にて運営されております。

imakiire_358.jpg

これまで当院の病理診断科をささえていただいた先生方
  • 徳永正義先生 (前鹿児島市立病院病理研究検査室部長)
  • 中村敬夫先生 (鹿児島予防医学研究所所長)
  • 蓮井和久先生 (前鹿児島大学医学部病理学第二講座講師)
  • 清水 健先生 (鹿児島市医師会病院病理部科長)
  • 佐藤栄一教授 (鹿児島大学医学部名誉教授)
“病理”とは?

“病理”といってすぐに何をしているのか解る方はほとんどいないでしょうね。

病理医は患者さんを診察することもありませんし、病理の部屋(当院では本館4階)から出るのはトイレの時ぐらいです。
しかも、認定病理医(病理を専門とする医者)は鹿児島に約30名、全国でも2000人強しかいないのですから。

学問での病理学には大きく二つの側面があります。

一つは大学や研究機関などで主として行われている研究の分野で、病気の原因は・どの様にして病気になるのか・どの様に変化するのかなどを調べます。
また、もう一つの側面は外科病理とも呼ばれ、手術などでとられた臓器を調べ、病名や進行度合などを調べます。

外科病理にはその他に、病理解剖があります。
これらのことを、主に顕微鏡標本を使って行っていくのが病理学の特徴です。
なお当院病理部では後者の外科病理を中心に行っております。

病理診断組織とは
imakiire_360.jpg
たとえば、皆さんが胃の調子が悪くて胃カメラを受けますね。
その際、もしおかしなところが見つかると、マッチ棒の頭くらいの組織をとって検査します。
その組織を顕微鏡標本を見て、癌であるかないのかとか胃炎の程度はどれぐらいなのか等を診断します。
また、胃癌で手術を受けられた場合、その癌が進行癌であるのか早期癌であるのかなどの詳細な検査を行います。
術中迅速診断
病理診断は顕微鏡標本で行うのが普通ですが、標本を作るのにはどんなに急いでもまる一日ぐらい時間がかかります。
ところが、手術中に癌をちゃんととりきれているかどうかとか、緊急手術で正確な診断がついてないときなどに良悪性だけでもわからないと手術の方法が変わってしまうときなど標本が出来上がるのを待っていられない場合があります。
そこで、短時間にある程度の診断をつけるために行います。
簡易に作る標本(通常、標本作製の過程で検体を凍らせますのでfrozenと呼んでます)で診断しますので、正確な診断を下せないこともありますが・・・
細胞診

比較的簡単に診断をするための手段の一つです。
病理組織診断では組織を検査するので、身体の一部をとらなければなりません(通常、組織をとるためには出血するので観血的検査とも呼ばれます)。

患者さんの負担を少しでも軽くするために、たとえば痰や尿など簡単にとれるものに含まれている細胞を検査して診断します。
良悪性の判定には非常に有用ですが、病気の進行度合などはわからない場合が多いのが欠点です。

病理解剖

法律できめられた解剖には

  • 系統解剖(大学で行われる学生の教育のための解剖)
  • 病理解剖(後述)
  • 行政解剖(伝染病予防など行政処置が必要と推定される場合)
  • 司法解剖(犯罪行為の立証のため)

の4種類あります。

病理解剖とは病気でなくなられた方の御遺体を詳しく調べ、生前の診断・治療は適切であったか、直接の死因は何だったのかなどを詳しく調べ、今後の医療に役立てていくためのものです。
病理解剖を行うためには御遺族の承諾が必要です。
今後の医学・医療の発展のためにも御協力をお願いいたします。

悪性リンパ腫の表面マーカーの検索について
悪性リンパ腫(特に成人T細胞白血病・リンパ腫)

鹿児島は日本の中でも特に悪性リンパ腫の発生率が高いことで有名です。

それは成人T細胞性白血病・リンパ腫(ATLまたはATLL)と呼ばれる病気が多いからです。
この病気はHTLV-1というウイルスが原因であることがわかっています。
鹿児島や太平洋岸の一部の地域では人口の5~10%前後の方がこのウイルスに感染しており、その約1000~2000人に一人がATLを発症すると言われています。

悪性リンパ腫にも様々な種類がありますので、表面マーカーの検索を行うことによって詳細な分類を行っていきます。

Docterへのご連絡
鹿児島の多くの病理施設では悪性リンパ腫の表面マーカーの検索はホルマリン固定パラフィン切片で行っております。
ホルマリン固定標本では検索できないマーカーもあります。
当院ではこの検査を行っております。
院外からの検体にも対応いたしますので当方または貴院関連の病理施設などへ御連絡ください。

〒892-8502 鹿児島市下竜尾町4番16号



モバイルサイトはこちら(QRコード)